ご覧いただきありがとうございます。 名称： アントニニアヌス銀貨 年代： 紀元251年〜253年頃 皇帝： トレボニアヌス・ガッルス 素材：銀合金 重量：4.2g 直径：22.4mm 【表面（オブバース）】 中央には放射冠（太陽の光輪）をかぶった男性皇帝の横顔が右向きで描かれており、これはローマ皇帝トレボニアヌス・ガッルス（Trebonianus Gallus, 在位251–253年）と思われます。周囲にはラテン語の銘文があり、判読しづらい部分もありますが、「IMP C C VIB TREB GALLVS AVG（インペラトール・ガッルス皇帝）」のような表記が読み取れます。 【裏面（リバース）】 ローマ神話の女神ウェヌス（VENVS）が描かれており、左手に槍、右手にはおそらく象徴的な兜や果実を持っています。周囲には「VENVS VICTRIX（勝利のウェヌス）」と読める銘文があり、これは愛と勝利の女神としてのウェヌスの姿を強調しています。 本物の保証を致します。 この貨幣は、ローマ帝国が内外の混乱に揺れた「軍人皇帝時代」に鋳造されたものです。短命に終わったガッルス政権ですが、その在位中に発行されたこのコインには、不安定な時代にあっても帝国の威厳と神の加護を保とうとする意志が刻まれています。 写真をご確認の上、ご理解のある方のみのご購入でお願い致します。